• 萩原規子のファンタジー論
    グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~荻原 規子 (著)中川 千尋 (イラスト)徳間書店 2012/2/17 児童書や古典の名作に欠かせない、魅力的な脇役である動物たち。「動物物語」と「ファンタジー」が共通して持っている、心を惹きつける要素とは…? ファンタジー作家として人気抜群、本の読み手としても一流の荻原規子が、動物をキーにさまざまな本を紹介し、自分自身についても語ります。「徳... 続きを読む
  • STEP by STEP
    アヤママに誘われて、朗読のコンサートに行ってきました。前半はネコパパ夫婦の長年の友、G口弘美さんが主宰されている「八事朗読バンド」の皆さんの群読。後半は有志によるコンテンポラリー・ダンスでした。 んー、朗読?と思って参加したわけですが、言葉の力はやっぱりすばらしい。メンバーの心のこもった一言一言が、頭の中で実体化していくのはなかなか刺激的な体験でした。なかでも心ひかれたのは、群読による太宰治の... 続きを読む
  • ウエストミンスター管弦楽録音集
    格安のCDボックスが次々と発売される。貴重な内容のものが多く、ついつい食指が動いてしまう。本来こういうものは一枚一枚丹念に見て、触って選ぶものだ。音盤愛好家たちは、長年そうしてきた。ところが昨今、ネット販売が拡充し、対して実店舗は衰退し、店舗に足を運んで選ぶ楽しみは、擦り切れてしまった。価格、枚数、装丁から見て、ボックス物販売の意図は「ならば、自宅にまとまった数を『仕入れ』て、そこから選んでみては」... 続きを読む
  • イギリスHMV破綻
    イギリスのレコード販売大手「HMV」が資金繰りに行き詰まり、14日、経営破綻した。HMVは去年12月頃から銀行や株主と再建策を模索してきたが、見通しが立たず、大手監査法人を管財人として受け皿となる会社を探すことになった。 BBCテレビによると、HMVは1921年にロンドン中心部で開店し、239の店舗を展開しているが、音楽をインターネット経由でダウンロードする消費者が増えたことや、ヨーロッパ経済... 続きを読む
  • ムラヴィンスキー、7枚分が2枚に!
    ムラヴィンスキー・イン・モスクワ <SACDシングルレイヤー> エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団1965年・1972年のモスクワ音楽院でのライヴ録音英スクリベンダムhttp://tower.jp/item/3190997/The-Art-of-Mravinsky-in-Moscow-1965-%EF%BC%86-1972SACDというメディアは、音質面のメリットが高いといわれているが、もうひとつ、ちょっと驚きの機能もある。CD層をもたないシング... 続きを読む
  • 闇の国々
    闇の国々ブノワ・ペータース,フランソワ・スクイテン古永真一,原正人訳小学館集英社プロダクション  2011/12/17http://www.amazon.co.jp/dp/4796871012 〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。 ある日突然増殖しはじめた謎の立方体に翻弄される人々を描く『狂騒のユルビカンド』、巨大な塔の秘密をめぐる冒険から、数奇な運命へと導かれる男を描く『塔』、未知の天文現象により、体が斜めに... 続きを読む
  • アナログレコードの復活?
     2013年度のウィーン・フィル、ニューイヤーコンサートのアナログLPは、予約段階で完売してしまった。3枚組での発売というのも凄いが、この売れ行きも驚きだ。地味な曲目だったのに。 アナログLPレコードの生産量が増えていると、よく耳にする。アメリカでの製造工場新規建設の話も耳にしたし、年末のNHKニュースでも取り上げられたそうだ。実際は、どうなんだろう。ネットでちょっとあたって見た。すると… ... 続きを読む
  • K町の奇妙なおとなたち
    K町の奇妙なおとなたち作: 斉藤 洋絵: 森田 みちよ出版社: 偕成社  発行日: 2012年09月13日 ベティーとよばれるなぞめいた女性。銭湯で潜水艦の乗組員になりきる中年男。過去を背負うアパートの管理人一家。昭和30年代、東京のはずれのK町。あのころあの町にはこんな人びとがいた。東京のはずれの小さな町に生きる市井の人々の悲喜こもごもを、少年の目を通して描き出す。どこか懐かしくも切ない連作短篇。&nbs... 続きを読む
  • RDG レッドデータガール 全6巻で完結。でも…
    荻原規子の長編小説「RDG レッドデータガール」が全6巻で完結。既に文庫化も進み、2013年4月にはアニメ放送も予定されています。きっと売れ行きもいいんでしょう。 世界創世(と滅亡)の力を秘めた「姫神」を身に宿す主人公、鈴原泉水子(すずはらいずみこ)と彼女の「従者」の役割を運命づけられた「山伏」一族の末裔、相楽深行(さがらみゆき)を中心に、息の長いストーリー展開が楽しめる作品です。 前半3冊についてはネ... 続きを読む
  • 溌剌!谷川俊太郎レクチャーに参加②
    谷川俊太郎さんのレクチャー報告の続き。後半は、俊太郎さんの長男で作曲家の谷川賢作さん、孫でスタイリストの夢佳さんも参加して、谷川家、そして佐野洋子さんの話題がフリートークで展開。谷川さんの朗読や賢作さんのピアノも加わって、にぎやかに。その中から、俊太郎さんのお話を中心に紹介したい。蛇足ながら…会の終わった後は恒例のサイン会。ネコパパ一家は俊太郎さんにお願いして、記念写真の撮影に成功した。いつの日か... 続きを読む
  • 福袋開陳
    いやあ、聴いた聴いた。といってもまだ、半分も行ってませんが。これで5000円なら安いものです。いまのところ不良盤質のものもありません。最大の問題は、聴く時間と置き場ですが…。 バッハ ヴァイオリン協奏曲第1番 第2番 二つのヴァイオリンのための協奏曲※ G線上のアリア ヘンリク・シェリング ※モーリス・アッソン(Vn)ネヴィル・マリナー指揮アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ 日フィリ... 続きを読む
  • 謹賀新年
    明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、元旦はバッハから…と決めているネコパパ、最初の一枚はこれです。 J.S.バッハ:さまざまな楽器による協奏曲集Ⅰ チェンバロ協奏曲第1番二短調 BWV1052 オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調 BWV1055R (チェンバロ協奏曲第4番BWV1055の復元曲) ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042 ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV105... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

ご訪問ありがとうございます

月別アーカイブ

検索フォーム

QRコード

QR