• 大晦日です
    2012年ともお別れ。大震災以降、世の中は激動して予断を許しません。私自身、震災・原発事故のあと、我が国は岡田淳さんではありませんが「ようこそ、おまけの時間に」という心境にもなっていたのでした。でも10月10日、初孫が誕生すると、いや、これからも世界も、命も続いていくんだ。こうして新しい命も生まれている。続いていかなくちゃいけないんだ。そんな実感が湧いて来るのを感じたのです。思えば良き友との時間、そし... 続きを読む
  • VPOニューイヤー・コンサート2013のプログラム
    ようやく曲目が発表されました。 ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート、2013。フランツ・ウェルザー・メストの指揮。ウィンナ・ワルツのツボ、彼は舞踏感覚を備えた人だけに、期待したいものです。彼に期待しているのはネコパパだけではないらしい。その証拠に、今回2013年度の音源は、3枚組アナログLPも発売されるとのことです。CDは予約しましたが、さてLPはどうしよう…【収録情報(予定)】★ニューイヤー・コンサ... 続きを読む
  • ウィーン・フィル・シンフォニー・エディション
    先日の「フィルハーモニカー・ウィーン・名古屋」のコンサートで、ウイーンの楽器の独自の音色が気になっていたところこんなCDセットが発売されていることを知りました。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で交響曲ばかりを収録したものです。http://www.hmv.co.jp/news/article/1211150068/内容はこんな具合。聞いてみたのはほんのわずかですが…モーツァルト:交響曲全集(CD1-11) レヴァイン指揮(録音1984年~19... 続きを読む
  • フィルハーモニカ―・ウィーン・名古屋演奏会
    これが、今年最後のコンサート体験になるのかな。ヴィオラで参加しているKさんのご招待で、個性あふれるオーケストラを拝聴。彼はsige君の竹馬の友だ。東海地区の多くのオーケストラに参加して活躍されている。とくに最近の目覚ましい活動ぶりには、驚かされることしきり。さて、個性的というのは… 当楽団は「ウィーンの響き、音楽性」を理想とするアマチュアオーケストラとして2011年に設立され、管楽器はウィーン式を使... 続きを読む
  • 海と風とクリスマスのジャズ
    やなぎのうた クリスマスパーティーに行ってきました。12月22日。クリスマスを控えたベイサイト、蒲郡のジャズ・クラブ「ステージ2」です。蒲郡駅から歩いてすぐ。手作り感のあるフレンドリーな雰囲気が素敵なライヴハウスでした。 演奏は「やなぎのうた」一党。リーダーは、おなじみヴォーカリストのYさん。リズムセクションの4人はテナーサックスのsige君。ギターのYAさん。ベースのbassclef君。ドラムスのNさん... 続きを読む
  • 溌剌!谷川俊太郎レクチャーに参加①
    谷川俊太郎、81歳。寒い日だったのに、詩人は軽やかな軽装でステージに登場。身のこなしや言葉も、また、明晰で軽やかだ。日本を代表する詩人が、こういう人物であると知り、満場の聴衆は驚いただろう。ネコパパ一家も、それは同じ。「谷川さんなら、ぜひ」という希望で、今回はアヤママ、娘テンチョウ、孫テンコの4人で参加したのだ。12月16日。四日市の子どもの本専門店メリーゴーランド。生後2か月のテンコ、3時間余りのレクチ... 続きを読む
  • 「16の質問」を解明する
    カンニングをしないで答えるので、間違いがあるかもしれない。ネコパパなりに解明。 川端有子さん出題「誤解検証のための16問の○×二択問題」 1     児童文学とは絵本のことである。児童文学は、狭くは文字を主体とした文学。絵本の文字テクストも、確かにそこに含まれ「児童文学の一ジャンル」ととらえることができる。しかし、絵本は視覚表現も広く含み、子ども以外の読者も拡大している独... 続きを読む
  • 学会報告 番外「16の質問」
    児童文学学会の会場に置かれていた、一枚の内容見本。 児童文学の教科書 川端有子著 玉川大学出版部 2013年1月刊行予定 これに「児童文学とは何か-よくある誤解の修正」と題した冒頭の部分が掲載されていた。「誤解検証のための16問の○×二択問題」が面白い。そっくり引用させていただこう。 1     児童文学とは絵本のことである。2     昔話は児童文... 続きを読む
  • 値下げしました
    NHKの番組やサイトで近頃やたらに目に付く言葉。事実なのでしょうが、どうして気になるのでしょうか。わざわざ言うのも恩着せがましい気がする、というのもあるでしょうが「値下げ」というストレートな言い方が、いつもの持って回った物言いと整合しない。そこが気になります。値上げの時はそういわずに「改正」とか言うんだから今回の場合も「改正」と呼ぶのが筋でしょう。ことさら「値下げ」という言葉を使うというのなら今後は... 続きを読む
  • 学会報告⑥<記憶>の伝達
    <ラウンドテーブル><記憶>の伝達を考える ―「戦争児童文学」という枠からの脱出―発言者佐藤宗子(千葉大学)高田ゆみ子(翻訳家)司 会西山利佳(都留文科大学非常勤) <発表要旨より>歴史学をはじめ人文科学・社会科学の研究においては、「記憶」というキーワードをもとに、過去の歴史や国家による抑圧、離散等の問題が追究されてきているが、日本の児童文学においては、「戦争児童文学」というジャンル名称が使用... 続きを読む
  • トスカニーニの「森のささやき」
    ワーグナー名場面集ワーグナー楽劇「ジークフリート」~森のささやき(1951年10月29日, カーネギー・ホール)楽劇「神々の黄昏」~夜明け(1941年2月24日, カーネギー・ホール)楽劇「神々の黄昏」~ブリュンヒルデとジークフリートの二重唱 (1941年2月, カーネギー・ホール)楽劇「神々の黄昏」~ジークフリートのラインへの旅 (1941年2月22日, カーネギー・ホール)楽劇「神々の黄昏」~ジークフリートの死と葬送行進曲 (1941年5月14日, ... 続きを読む
  • 学会報告⑤児童文学の境界
    <シンポジウム>   テーマ 「児童文学の境界」司 会:  横川寿美子(帝塚山学院大学)パネリスト 府川源一郎(横浜国立大学)灰島かり(翻訳家)川勝泰介(京都女子大学)目黒 強(神戸大学) <発表要旨より>「児童文学」も「児童文学研究」も、周辺領域も含め現在、どのように存在しうるのか。また、現状にとどまらず、あるいは過去を振り返り、あるいは未来を考えることも試みるとするなら、何が、ど... 続きを読む
  • 「もあもあ」か「静寂」か
    ドビュッシーの曲は、メロディーがない。「もあもあ ふわふわ」している。こういうのが一般的な作曲家のイメージなのだそうだ。そうかな? 先日友人sige君に誘われて、あるコンサートに出かけた。ヴァイオリンとピアノのデュオで、演奏者は二人とも若い女性である。珍しくフランス音楽中心のプログラムで、ネコパパの好きなドビュッシーの曲がいくつか取り上げられていた。おっ、これは!と思うようなプログラム。 ピア... 続きを読む
  • 調和のデュオ、ロソリーノとカミューカ
    Frank Rosolino Quintet / Frank RosolinoFrank Rosolino (tb) Richie Kamuca (ts) Vince Guaraldi (p) Monty Budwig (b) Stan Levey (ds) 1.   Cherry 2.   Let’s Make It 3.   How Long Has This Been Going on4.   They Say 5.   Fine Shape6.   Fallout 7.   Thou Swell 8.&nbs... 続きを読む
  • 12月のはじまりは、ミニ杜
    今年ももう12月。ネコパパも先週はちょっと風邪気味。でも1日の土曜日は、リキさん宅で聴き会があるので、意地でも回復です。今回は、初孫誕生で行けなかった白馬の杜の会に名古屋から参加されたチャラン・ポワンさんもご一緒。エンジニアでメカに強く、自作オーディオの名人、しかも杜のメンバーでは少数派のクラシックも好まれる方というので、新たな出会いの予感がいっぱいです。住宅地の細い道を少し登ると、リキさん宅前で... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

ご訪問ありがとうございます

月別アーカイブ

検索フォーム

QRコード

QR