読者の視点 作者の視点

2012/09/30         

台風接近の中で開催された「学会」に行ってきました。 2012年日本児童文学学会 中部支部秋の例会日本イギリス児童文学会・日本児童文学学会中部支部合同開催日時:2012年9月29日(土)中京大学0号館 教室を一室借りてのこじんまりとした会合。参加者は30人くらいでしたが、聴きごたえのある内容で、4時間はあっという間。ネコパパの所感を書きとめておきましょう。  研究発表1「戦後における『幼年クラブ』...

ピカドンとジリジリ

2012/09/27         

9月23日アーサー・ビナードさんの講演会を聴いた。3時間もの枠だったので、意見交換もできるかな…と予想していたのに、ビナードさんしゃべることしゃべること、休憩なしで3時間、時間延長。でも、話し方はフレンドリーでユーモアのセンスも抜群。あっという間に時は過ぎた。話の概略を、ネコパパメモから再現。ちょっと長いですが、お読みください。   アーサー・ビナード講演会ピカドンがおしえてくれたこと於 愛...

ためつすがめつ…84CD

2012/09/25         

「このおじさんとそっくりの顔してるよ、ネコパパ」アヤママが言う。「えっ誰のこと?この顔?まさかあ」「頬杖をついて、ちょっとにやっとしているところが同じなのよ」   Arturo Toscanini - The Complete RCA Collection  http://tower.jp/article/feature_item/2012/01/10/1101?kid=pls ためつすがめつ、到着したボックスから一枚ずつ眺めているのを見て、そういったのだろう。でも、ネコパパはこん...

児童文学学会中部支部が秋の例会を開催

2012/09/18         

こんな情報をキャッチしました。日本児童文学学会と日本イギリス児童文学会が合同で研究発表会を行うというもの。発表の概要をみると、新美南吉の「影」を描いた作品を、内外の作品と比較検討、ファンタジーの話題作『銀翼のコウモリ』、挿絵画家の巨匠ガース・ウィリアムズなど、興味深いテーマばかりです。一般の参加も自由、入場無料ということですので、ぜひ出向きたいと思っています。よろしければぜひ。  2012年日...

マリア・ジョアン・ピリス3題

2012/09/14         

マリア・ジョアン・ピリスのアナログ盤を東京で入手した話から…。 モーツァルト ピアノ協奏曲第12番イ長調  ピアノ協奏曲第19番ハ長調マリア・ジョアン・ピリス(p)アルミン・ジョルダン指揮ローザンヌ室内管弦楽団 1976年録音 仏エラート LP  このピアニストの音楽については、以前次のように書いたことがある。 ピリスの音をきいていると、あとは何もいらない。生きていることは美しい、と思うば...

クルト・レーデルに魅かれて

2012/09/10         

今夏、名古屋丸栄で開催されたレコード市、東京で立ち寄ったDU店、ET店などで購入したアナログ盤を勝手に紹介していきたい。 今回は、ミュンヘンを中心に活躍し、今も健在の指揮者クルト・レーデル。  学生時代に「ブランデンブルク協奏曲第5番」や「音楽の捧げもの」などのレコードで、バッハの魅力をネコパパに教えてくれた恩人。彼の盤で聴くと、それまでバッハの音楽から感じていた抵抗感、厳しさ、とっつきに...

彫拓と別離~坪田譲治と岡野薫子

2012/09/09         

坪田譲治ともう一つの『びわの実学校』岡野薫子平凡社 2011/5 童話作家を志した若き日の岡野薫子と、当時大御所だった坪田譲治との師弟の日々を綴る回想録。8月7日にお聞きした講演会で、岡野薫子はこんなふうに語っていた。 創作に軸足を移したとき、私は童話の大御所だった坪田譲二先生に作品を見てもらうようになりました。はじめは壷井栄のような、しばらく後には有吉佐和子のような作家になりなさい、と言われた...

天国への階段を登れなかったフェルドマン

2012/09/09         

8月sige君と連れだってkonken君宅へ出かけたのだがこの日はネコパパの歯が痛かった。右の上の奥歯がどういう拍子か折れて、ゆきつけの歯医者さんの話では、ひどく割れて神経が出ている状態という。「神経は抜かなきゃだめですかね」「抜かないで、折れた部分に被せをした方が本当はいいです」「このままで回復しますか」「うーん、五分五分ですね」日によって痛みは違っていて、岡崎のkonken君を訊ねた日は何とも具合が悪く、でも...

映画『おおかみこどもの雨と雪』

2012/09/02         

大学生の花は、彼と出会ってすぐに恋に落ちた。やがて彼が人間の姿で暮らす"おおかみおとこ"だと知ることになったが、花の気持ちが変わることはなかった。そして一緒に暮らし始めた2人の間に、新たな命が生まれる。雪の日に生まれた姉は≪雪≫、雨の日に生まれた弟は≪雨≫と名づけられた。雪は活発で好奇心旺盛。雨はひ弱で臆病。一見ごく普通の家族だが、生まれてきた子供たちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、≪...