• ポール・モチアン没
    ビル・エヴァンスの60年代初頭のアルバムで名前を知ったドラマーのポール・モチアンが亡くなったとのこと。今朝の新聞で知る。  享年80歳。最後まで現役を貫いての音楽家人生。最近の活動は知らなかった。ひたすらかつての名盤ばかり聴いていた。音楽ファンと言うのは身勝手なものだ。特にジャズの人というのは、若いころが最盛期と言われたり不幸にも早世する人も多く、又それが伝説化されたりする。  音... 続きを読む
  • DENON君
    2年半前に導入したトーレンスのアナログレコードプレーヤー、実はずっと不調続きだった。 そこで意を決して、買い替えを決断。 まずはトーレンスを処分して、そのお金を元手にしてDENONの中古品を入手しよう。bassclef君の愛用機が実にいい音だったし… で、土曜日の午後、ネコパパが良く出入りしている名古屋大須のH堂に出かけ、事情を説明した。Nさんという店員の方が丁寧に話を聞いてくださる。DENO... 続きを読む
  • わずかな不足は引き込む力~続々EMIの名盤
    雑誌『レコード芸術』12月号がらみでもう1題。新譜月評の「優秀録音」評を担当している峰尾昌男の評文にこうある。  該当なし…今月のCDの新録音についてはほぼ90点以上をつけた。特にシフのシューマンやバレンボイムのリストのピアノの音はとても良かった。しかし両方とも私がイメージするピアノの良い録音とは、どうしても若干の乖離があるという感覚は最後までぬぐい切れなかった。簡単に言うと、どうも聞こえすぎるのであ... 続きを読む
  • アッという間に生きかえる
    雑誌『レコード芸術』12月号の話題。   音楽評論家の大御所、吉田秀和の連載『之を楽しむものに如かず』は、いつもこの雑誌の特別な場所を占めてきた。ところが震災以降、休載が多い。掲載されても、原稿が短いために写真や文字を拡大したりして苦労の編集がされている。震災が、老評論家に与えた衝撃は大きかったようだ。12月号では、ひさしぶりに少し長めの文章に。だが半分くらいは、震災の衝撃と人々の運命についての思... 続きを読む
  • 放射性物質は東電の所有物ではない?
    フクシマ現状。年内中の冷温停止を目指しているというが、相変わらず水素爆発の危険性が去っていないことが次の記事からもうかがわれる。   圧力容器にも窒素封入へ=水素濃度引き下げ―福島第1 時事通信 11月24日(木)20時40分配信東京電力福島第1原発事故で、東電は24日、圧力容器内にたまっているとみられる水素ガスの濃度を下げるため、1~3号機の同容器内に直接窒素を封入する計画を明らかにした。 これまで、... 続きを読む
  • 豪雨の日の聴き会②
    bassclef君の再生装置については以前の記事でも触れました。 アンプは、Fisher、アメリカ製(1960年代前半)管球式。真空管はtelefunkenを搭載。スピーカーはJensen。いずれもアメリカからの輸入品で、スピーカーは一台ずつ別に届いたそうです。ターンテーブルはDENON。80年代の製品で、専用のキャビネットに収納すると相当な重量があります。  ずっしりと腰のある響きを引き出す名器で、現代のシステムとは音作り... 続きを読む
  • 豪雨の日の聴き会①
    11月某日 ひさびさにbassclef君宅で聴き会がありました。訪問者はおなじみSige君とネコパパです。 午前中は豊田でひと仕事あったので、そのまま車で高速に乗り、豊橋に駆け込むことにしたものの、途中で事故渋滞に会い、ちょっと参りました。でも、なんとか1時までには到着。降りやまぬ豪雨の中ではありましたが、たのしい半日に。 まずはこれを、とネコパパが持参した一枚が、bassclef君が準備していたものと... 続きを読む
  • カデンツァ事件
    これは、クルト・ザンデルリング指揮バイエルン放送交響楽団による珍しいモーツァルト・アルバム。謎のレーベル、サルダーナ盤、1990年代の録音と思われる。特にピアノ協奏曲第23番は名演で、エレーヌ・グリモーが強めのタッチを駆使して陰影の濃いモーツァルトを奏でている。ゆっくりとしたザンデルリングの指揮とともに、現代のピアニストとしては珍しい、巨匠タイプの音楽作りだ。ここでグリモーは聴きなれないカデンツァを弾い... 続きを読む
  • 日本イギリス児童文学会研究大会
    大規模な研究大会が地元で開催されます。今日と明日の二日間がメインです。 第41回日本イギリス児童文学会研究大会 大会テーマ「各国の児童文学の現状」*日 時:2011年11月19日(土)10:00~17:00   20日(日) 9:00~17:0021日(月)近隣の博物館・資料館めぐり *会 場:中京大学名古屋キャンパス0号館(センタービル)7階   *19日の講演:久米依子「ゼロ年代の日本児童文学―サブカルチャーと... 続きを読む
  • ザンデルリングの「第9」ライヴ
    ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』 エヴァ・マリア・ブントシュー(S)ウタ・プリエフ(Ms)ペーター・シュライアー(T)テオ・アダム(Bs)ベルリン放送合唱団ベルリン国立歌劇場合唱団ベルリン・コミッシェ・オパー合唱団ベルリン交響楽団(旧東)クルト・ザンデルリング(指揮)録音時期:1987年10月23日(ステレオ)録音場所:ベルリン・ドイツ民主共和国会館(ライヴ) Weitblick SSS-0083(2007年12月19日発売)http://www.hmv.... 続きを読む
  • 続・EMIの名盤
    EMIグレート・レコーディングス・オブ・ザ・センチュリー・ボックスをさらに聴き進む。ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲ダヴィド・オイストラフ(Vn)ピエール・フルニエ(Vc)アルチェオ・ガリエラ指揮フィルハーモニア管弦楽団 1956年録音 キングズウェイ・ホール 東京の輸入盤店などに行くと、数万円の値段でオリジナル盤が飾られている。ヴァイオリンとチェロが互いに支え合う、このジャケットデザイ... 続きを読む
  • 来年度のVPOニューイヤーコンサート演目
    来年度のウィーン・フィル、ニューイヤーコンサートのプログラムが決定。ディスクの予約が、早くも始まっている。指揮者は、マリス・ヤンソンス。二回目の登場。ヤンソンスはネコパパが贔屓にしている音楽家だ。でも、前回2006年のニューイヤーコンサートの印象はどうだったのか。TV放送では聴いたはずだが、ディスクの購入は見送っているので、あまり強い印象を受けなかったのかも。 今回予定の曲目。 1. 祖国行進... 続きを読む
  • EMIの運命いかに
    経営難のEMIを分割買収 ソニーと仏企業  ソニーと音楽大手ユニバーサル・ミュージックを傘下に持つ仏メディア大手ビベンディが、経営難の英音楽大手EMIを分割して買収する見通しとなったと欧米メディアが11日、一斉に報じた。買収総額は41億ドル(約3200億円)とみられる。ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、ソニーはEMIの事業のうち、著作権の管理事業を含んだ音楽出版事業を22億ドルで買い取る。また、ビ... 続きを読む
  • 大府楽友協会管弦楽団
    珍しいプログラムのコンサートでした。 Sige君の誘いだったのですが、最近いろいろと心配ごともあり、やや鬱な気分で出かけたのですがこれが、とてもよかった。 一曲目のウェーバー歌劇『魔弾の射手』序曲は、昔から好きな曲。ですが、ドイツの深い森の情景と悲劇を孕む緊迫感をともに生かすのは難しいのか、なかなか会心の演奏には出会えません。今回も冒頭のホルンが不安定で、どうかなと思ったのですが、進むつれてき... 続きを読む
  • クレンペラー / ベルリンRIAS 録音集
    「オットー・クレンペラー / ベルリンRIAS 録音集1950 -58」http://www.hmv.co.jp/product/detail/4211401[CD 1] 78’23”・ベートーヴェン:交響曲第2 番ニ長調Op.36 (35’22”) ベルリン放送交響楽団 録音:1958年3 月29日ベルリン、音楽大学( ライヴ・モノラル)・ベートーヴェン:交響曲第6 番ヘ長調Op.68「田園」 (42’58”) RIAS交響楽団  録音:1954年2 月15 日ベルリン、ティタニア=パラスト( ライヴ・モノラル)[CD 2]... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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