• クレンペラーの魔笛
    Emo君のご厚意で、モーツァルトの歌劇『魔笛』オットー・クレンペラー指揮の名盤を聞くことができた。タミーノ:ニコライ・ゲッダパミーナ:グンドゥラ・ヤノヴィッツパパゲーノ:ヴァルター・ベリー夜の女王:ルチア・ポップザラストロ:ゴットロープ・フリック弁者:フランツ・クラス第1の侍女:エリーザベト・シュヴァルツコップ第2の侍女:クリスタ・ルートヴィヒ第3の侍女:マルガ・ヘフゲンパパゲーナ:ルート=マルグレ... 続きを読む
  • アンパンマンの心
    3月某日   アヤママが、これまで勤めていた保育園を退職し、別の園に移ることになった。その最終日園児とのお別れをどうするのか、前夜までいろいろと考えている様子だったが、思案の末に決めたのは、「アンパンマンのマーチ」をギターを弾きながら子どもたちと歌うこと。   震災後の新聞に、この歌が人々を勇気づけ、ラジオでもリクエストが増えているという記事が載った。アヤママの意識にもそれがあったのかも。 &nbs... 続きを読む
  • わが町
    この本は、未読。でも朝日のコラムで紹介されているのを読み、これだけで圧倒的な印象を受けた。 未曾有の災禍とひきかえに、私たちは「生きる知恵」を少しでも確かにすることができるのか。 身の回りの人々 言葉 音楽いずれにも、そんな思いをもって受け止めてしまう。この記事も、そんなひとつだった。  朝日新聞3.30夕刊 コラム「窓」より。   「わが町」  この戯曲を読み直したくなった。  アメ... 続きを読む
  • 光と闇の青春音楽小説
    藤谷治著『船に乗れ!全3巻』(2008年、ジャイブ)  これは甘酸っぱいと同時に、重く苦い読後感の残る、青春の物語。1970年代、「三流」私立高校の音楽科に通う、ある男子高校生の3年間を描いた小説だ。音楽家一家に生をうけた「僕」津村サトルは、小さい頃から音楽を学び、ピアノ、そしてチェロの道へと歩みだす。家族も、自分も、将来は音楽家になるものと信じて疑わない少年だった。さらに彼は、小学生のこ... 続きを読む
  • 音楽の幸福
    4月10日。sige君の誘いで、コンサートへ。emo君と三人での鑑賞。名古屋アマデウス室内管弦楽団第3回定期演奏会名古屋市及びその近郊のアマチュアプレイヤーによって2008年1月に創立された若い団体でモーツアルト、ハイドンなど古典派を中心に演奏活動を行っているとのこと。音楽監督は名古屋市在住の中村暢宏氏。1973年東京都生まれ。96年愛知県立芸術大学卒業。という若手だが、指揮者、ヴィオラ奏者として多方面で活躍されて... 続きを読む
  • 生きる知恵はどこに
    東日本大震災、地震津波で被災された方々への支援は、遅々たる歩みながら進んでいるが、福島第一原発事故による被害拡大は収束の見通しもない。  地震後間もない3月15日付朝日新聞に、二つの記事が並んで掲載されていた。  ひとつは『通園バス 重なる遺体』宮城県石巻市の被害状況を報じた記事である。抜粋して引用する。人名は伏せて。     変わり果てた小さな姿を瓦礫の間で見つけ、母親たちが悲痛な声... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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