長田弘さん講演『読むという冒険』①

2011/02/27         

2月20日、メリーゴーランドにて。長田弘さんの詩や文章は、私にとって最高の日本語です。その長田さんに直接お話しをきく機会がやってきました。セーターの上に分厚いジャンパーを着込んだ長田さんは、演壇に座った後も、それを脱ごうともせず、1分くらいじっと沈黙しゆっくりとお話を始めました。その一言一言の意味の深さ。彼が話す言葉の一つ一つが、まさに詩のように、聴き手の耳にしみとおってくるのです。以下は、私の走...

卒業制作展~gin-nezu君の作品を鑑賞

2011/02/20         

2月某日京都精華大学卒業制作展にアヤママとでかけました。gin-nezu君もいよいよ3月には卒業。卒業作品展の会場は京都国際マンガミュージアム。会期中は入場無料とのこともあり、大変な人だかりでした。gin-nezu君ら、アニメーション学科の作品は、設定や絵コンテを詳細に記録した展示物とPC画面上で常時鑑賞できるようになっていましたがホールでの連続上演もつづけて行われていました。両親の目当てはもちろんこちらです。大画...

クレンペラー、ウィーンでの歴史的ライヴを聴く

2011/02/13         

太い線でがっしりと描かれた、デッサンのような響きだ。鳴っている音の隅々まで、ちょっと怖いほどの伝わりようである。一瞬といえども「ただ鳴って」いる部分はなく、「これしかない」というぎりぎりのところまで追究された音楽が部屋を満たす。1960年のクレンペラー、ウィーン芸術週間でのベートーヴェン・チクルス。http://blogs.yahoo.co.jp/izumibun/34010488.html「言われたとおりにやれ!」と指揮者が楽員を怒鳴りつけてリ...

ルドヴィート・カンタを聴く

2011/02/10         

私にとって平日の演奏会を聴きに行くのは一苦労。だが、今回は、血が騒いだ。チェリスト、ルドヴィート・カンタ。曲目に『アルペジョーネ・ソナタ』が含まれている。   ルドヴィート・カンタ チェロ・リサイタル2011年2月9日(水)名古屋 宗次ホール ルドヴィート・カンタ(チェロ)マリアン・ラプシャンスキー(ピアノ) <プログラム>マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲シューベルト...

オーケストラ・アンサンブル金沢の『田園』

2011/02/08         

地元の会場で開かれたコンサートに、アヤママと連れ立って出かけました。 名手ぞろいで高名なオーケストラ。曲は『田園』。ネコパパ最高のお気に入り曲で ご機嫌な演奏会でした。  チケット2500円。安い!    2011年2月6日(日)14:00開演(13:30開場)東郷町民会館ホール 指揮:松尾葉子 ピアノ:北村朋幹 モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 op.54ベートーヴェン/...

おんさのひびき

2011/02/06         

おんさのひびき(全3巻)■伊図 透■2010.5~12■双葉社http://www.amazon.co.jp/dp/4575942804/ref=pd_sim_b_2野球好きだが自分でするのはまるでだめ、気が小さくてどんくさい、そんな小学生、境順基。奈良から転校したばかりの東京の下町で、彼が出会った少年は、エトと呼ばれていた。彼は長い間学校に足を向けず、いつも傷だらけで、血を流しながら町をさまよい歩いている「問題児」だった…空想と現実のギャップが大きく、...

銀座へ

2011/02/05         

深津真也さんの個展に出かけてきました。東京へはしばしば出向いているものの、銀座という場所に一日滞在したというのは、はじめてです。深津さん含む三人展の会場となった銀座のギャラリー、決して大きなスペースではなく、デザインも白一色のシンプルなもの。「スーパーリアリズム」と銘打たれた作品点でしたが描かれているものはごくささやかなものちいさなもの日常のものから目を凝らして、精緻で奥深い世界の秘密に触れるよう...

ラルキブデッリのモーツァルト

2011/02/02         

美しい音楽の、美しい演奏と呼ぶにふさわしい。  モーツァルト:ディヴェルティメント第10番ヘ長調K.247         ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334■ラルキブデッリヴェラ・ベス(Vn), ルシー・ファン・ダール(Vn), ユルゲン・クスマウル(Va), アンナー・ビルスマ(Vc), アブ・コスター(Hr),クヌート・ハッセルマン(Hr)録音:1990年9月   ヴィヴァルテ・ボックスの一枚。通常弦楽合奏で演奏さ...