• 患者を捨てるアメリカ病院
    5月某日長久手町民会館で映画館紹介。妻の運転で出かけるが、渋滞に巻き込まれ15分も遅刻。豊田で行われていたサッカーが渋滞の原因だったようだ。いらいらした気分でスタッフに案内されホールに着席したものの、たちまち画面に釘付けとなる。テンポの速さと情報量の多さ、場面を見せる工夫やダレのない切り替えなど、アメリカ映画の得意とするエンターテイメントの手法が生かされた見せるドキュメンタリー映画なのであった。『シ... 続きを読む
  • こんどからここへくるたびに(2)
    「ジュンとひみつの友だち」から引用。見上げると、首がいたくなるような高さでした。そんな高い鉄塔の上で、送電線が風にふかれてなっているのが、かすかにきこえました。「大きいんだねえ。」「そうねえ。でも、あんまり近よっちゃだめよ。あぶないのよ。何万ボルトっていう、すごい電気が流れているのよ。」(ジュンは鉄塔を一回りして、自分の町を眺める。ようやく家を見つけ、がけの子庭も見つけるものの、自分の作った小屋は... 続きを読む
  • こんどからここへくるたびに(1)
    ひさしぶりに佐藤さとるの作品を読んでみると、その文章の精緻さに改めて心を奪われる。「ジュンとひみつの友だち」は、主人公ジュンが異世界の友だち「ダイちゃん」とともに「自分だけの家」を手作りで作り上げていく物語。ファンタジーという表現方法は、この世とは別のどこかにある「魔法の世界の物語」を描くだけではない。この現実世界のすきまに当たり前のようにそっと姿を現す一度きりの「何か」「誰か」との出会いをえがき... 続きを読む
  • 子どもの本 九条の会
    鬼灯屋さんのサイトで、4月20日(日)東京都児童会館ホールにて開催された「子どもの本・九条の会」設立のつどい の内容報告が始まった。★当日の模様は毎日jpにも記事あり。一部引用。http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080419ddlk13040278000c.html「子どもたちに戦争のない未来を」と児童文学作家の松谷みよ子さん(82)ら有志が「子どもの本・九条の会」を結成する。20日に渋谷区渋谷1の都児童会館で設立の集いを... 続きを読む
  • 子どもたちの命が
    中国四川で未曾有の地震災害が起こっている。学校の倒壊、子どもたちの被害のニュースが続々と報道されるたびに心が痛い。なくなられた方々に心から追悼の意を表するとともに一人でも多くの、特に子どもたちの命が救われることを心から願ってやまない。それにしても…本来だれよりも守らなければならない子どもたちの命が真っ先に危険にさらされるこの「校舎手抜き工事」その源流となっている行政関連の「賄賂行政の横行」はなんと... 続きを読む
  • 見えない友達
    某日、授業でブックトークを取り上げた。例として「見えない友達」をテーマに、三冊の本を紹介した。心の中に住むもう一人の自分あるいは ほかの人には決して見えない存在が自分の生き方に深く関わり、時には大きく変えていき読むものを新しい人生の発見 可能性の発見に導いていく。そんな作品世界を紹介できればと思った。たちどころに思い浮かんだ、三冊。・ジュンとひみつの友だち  佐藤さとる 1996年11月岩波書店 原著19... 続きを読む
  • 大阪国際児童文学館 特別賞に
    特筆すべきニュースである。アサヒ・コムより引用したい。第12回手塚治虫文化賞 マンガ大賞に「もやしもん」2008年05月10日16時12分第12回「手塚治虫文化賞」は選考の結果、下記の4件に決まりました。◇マンガ大賞 =「もやしもん」(講談社)石川雅之氏 ◇新生賞   =島田虎之介氏 「トロイメライ」(青林工藝舎)で、レトロモダンな画調の上に多彩な挿話を一つの物語へ構成した清新な表現に対して ◇短編賞   =「グー... 続きを読む
  • おひさまいろのきもの~見えないのはだれ?
    おひさまいろのきもの 広野多珂子作・絵 福音館書店 定価 1575円(本体価格1500円)  ページ数: 36 サイズ: 27X30cm 初版年月日: 2007年09月30日 ISBNコード: 978-4-8340-2293-3   あるむらに ふう というおんなのこが いた。ちいさいときにおもい びょうきをして、なにもみえなくなってしまった。かあさんの かおさえも。おひさま色に彩られた、この大判の絵本の表紙には、主人公のふうが、赤い糸を片手に笑顔で機織... 続きを読む
  • だくちるに会う
    だくちる、に会いに行った。名古屋市科学館で開催の「世界最大の翼竜展」だくちる、本名はプテロダクチルス絵本「だくちるだくちる」の主役の一人である。だくちるだくちる~はじめてのうた ワレンチン・ベレストフ原案 /阪田寛夫文 /長新太絵 昔々、イグアノドンは小さな翼竜と友達になった。翼竜のうなり声をイグアノドンは楽しく聞いた。なぜってそれは世界で初めての歌だったから。 初版年月日: 1993年11月25日 ISBNコード:... 続きを読む
  • 交響曲「五月の歌」
    交響曲「五月の歌」の演奏を聴く。憲法問題を考える市民グループの主催による催しである。同イベントのホームページより概要を紹介してみたい。憲法フェスティバル2008 in あいち 会 場: 愛知県芸術劇場コンサートホール 主 催: 愛知憲法会議 後 援: 名古屋市 内 容: 交響曲<五月の歌>(外山雄三・林光作曲)    「空虚」・「茜雲」(外山雄三作曲)委嘱初演作品指 揮: 外山雄三 演 奏: 名古屋フィルハーモニー... 続きを読む
  • 霞んだ小川~カラヤンの田園(53年録音)
    これは私が生まれて初めて買った「田園」のLPレコード。中学三年生の春であった。正確にいえば、まったく同じものではない。昔購入したのは「田園」「新世界より」のカップリングだった。クラシックのLPレコードを買ってみよう。まず「田園」だ。どれにするか。当時LPの標準価格は2000円。中学生にとっては大金である。少しでも有効に使わなければならない。カラヤンならば、「田園」一曲の収録、黄緑色のバックに銀の額縁型... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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