• フィリップス・クラシック・ガイドVol.11 1964.8
    フィリップスの昭和30年代「音のカタログ」のご紹介。4枚目は1964年8月号。いつまで続いたのか知らないが、息切れが見える。ページ数は見開き4ページに激減し、ジャケットのカラー写真も裏表紙に5枚あるだけ。演奏家の紹介ページもなし。1枚ずつの紹介文だけになってしまった。でも、村田武雄の言葉だけは写真付きで掲載。ランパルとシフラの来日公演を聴き「レコードは真実を伝えている」と力強く断言している。ランパルの日本録... 続きを読む
  • フィリップス・クラシック・ガイドVol.8 1964-5
    フィリップスの『音のカタログ』紹介第3弾。巻頭言では『レコード芸術』主催の第1回レコード・アカデミー賞に同社のベートーヴェンのチェロ・ソナタ集が選ばれたことを称揚。日本が戦前からの「レコード王国」であることを改めて確認している。引き合いに出されたのはブルーノ・キッテル合唱団によるベートーヴエンの『ミサ・ソレムニス』だ。1928年、日本からの要請で録音されたSP11枚組のセットであった。昭和初期の日本人の洋楽... 続きを読む
  • フィリップス・クラシック・ガイドVol.7 1964-4
    1964年の『音のカタログ』紹介の第2弾。この号の裏表紙には、前回紹介号にはなかった「このレコードは以下の『エース・オブ・マンス』LPを予約お買い上げの方に無料で差し上げます」との一文がある。該当盤はクラウディオ・アラウ独奏のグリーク、シューマン、ピアノ協奏曲」。おまけがつくから予約する、という愛好家は果たしてどれくらいいたのだろうか。では、新譜紹介から。巻頭言、村田武雄。それまでEMI専属だったアラウが、... 続きを読む
  • フィリップス・クラシック・ガイドVol.4 1964-1
    『音のカタログ』というと、ネコパパの年代ではすぐ「あ、CBSソニー」と思い出すはずだ。「べスト・クラシック100」という、以降のクラシックベスト盤シリーズのはしりとなった企画。1972年頃だったか。100枚のレコードの聴きどころを2枚のLPに収め、送料500円で送られてきた。こんな内容だった。しかし今回紹介するのは、それよりも8年も前のものだ。当時は日本ビクターが出していたフィリップス・レーベルの販促品で、17㎝LP。中... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉜(最終回)昭和54年(1979)10月号
    昭和54年(1979)10月号表紙はルドルフ・ゼルキン。 1991年没なので当時はまだ精力的に活躍していた。ちょうどこの月に来日して、NHK交響楽団とも共演。ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調『 皇帝』 のライヴ録音が残されている。指揮はギュンター・ヴィッヒ。グラビアページは、アルフレッド・ブレンデル、フランコ・ボニゾッリ、アーヴィン・ニレジハージ、アンナ・トモワ=シントウの紹介。ニレジハージ(1903年1月19日 - 1... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉛昭和54年(1979)8月号-その2
    後半は広告中心でご紹介。他の号よりも広告がたくさん残っている。そのまえに、桜井千里執筆のオペラ記事を。ジュリエッタ・シミオナートが主役をうたい、ヘルベルト・フォン・カラヤンがミラノ・スカラ座管弦楽団を指揮した盤が対象だ。これはヒストリカル盤で、1978年に米ターナバウトから3枚組で発売されたもの。所謂オーソライズド盤ではない。こういうものが堂々グラビアページを使って紹介される、おおらかな時代だった。ジ... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉚昭和54年(1979)8月号-その1
    昭和54年(1979)8月号表紙はピエール・ブーレーズ。1979年というと彼がバイロイトで『ニーペルングの指輪』を録音した年で、他にもベルクのオペラ『ルル』も収録していた。いずれもドイツ・グラモフォンからの発売で、現代音楽の鬼才からベテラン指揮者への道を歩み始めた時期で、注目度も高かったと思われる。表紙裏はソニーのスピーカーG4の広告。なんだろうね「勝利の判決」というのは。譜面台?書見台?の上に大きい本が置いて... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉙昭和51年(1976)2月号-その2
    リッカルド・ムーティ初のオペラ全曲盤が「アイーダ」で、これは話題となり絶賛もされたが第2弾となると、全く記憶に残っていなかった。これだった。記事は、歌手はともかく、ムーティの指揮についてあまり好意的ではない。冒頭のムーティの写真があんまりなのは、内容の反映?内容は聴いていないのでコメントできないが、マーラーやモーツァルトの歌唱で個性的な歌唱を聞かせていたレリ・グリストのポートレートや、なかなか見ら... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉘昭和51年(1976)2月号-その1
    昭和51年(1976)2月号-その1この号はクリップ数が多いので2回に分けてご紹介。それでも、かなりの分量になりそうだが…表紙裏の広告はヤマハ。2ページ見開きの半分だが当時のナチュラル・サウンドを標榜した同社のイメージ戦略が良く伝わってくる。ネコパパはこのイメージに影響されて、社会人1年目にヤマハのオーディオ機器を-ごく安いものだが-揃えたのだった。さて特集はこれ。企画自体に新鮮味はないが、執筆者の人選に貴重さ... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉗昭和50年(1975)6月号
    昭和50年(1975)6月号この号は「来日するメトロポリタン・オペラ」特集号で、オペラ好きだった切り抜きオーナー(故人)は、張り切って関係記事だけをクリッピングしている。今回は「資料集」としての『レコード芸術』の特徴をよくあらわしている号だ。まず広告。マイクロのプレーヤーは、学生の音楽好きにも人気のあった製品だ。AKAI同様、現在では存在しない会社だが、同社のプレーヤーは今も需要があり、中古市場でそれなりの価格... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉖昭和48年(1973)5月号
    昭和48年(1973)5月号この年から表紙に新譜LPを紹介するのをやめたようだ。でも過渡期というか、イラストに話題の新譜がちょっと。ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウと、スヴャトスラフ・リヒテルの夢の共演、ブラームスの歌曲集『美しきマゲローネのロマンス』1970年録音。これもEMI録音だったが契約関係で揉めてビクター(メロディア)からの発売になった。現在は原盤を保有しているWarnerからの発売となっている。それほ... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉕昭和47年(1972)3月号
    昭和47年(1972)3月号表紙のLPは「アカデミーのバッハ」管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV 1067 管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV 1068ウィリアム・ベネット - William Bennett (フルート) サーストン・ダート - Thurston Dart (通奏低音) アカデミー室内管弦楽団 - Academy of St. Martin in the Fields Orchestra ネヴィル・マリナー - Neville Marriner (指揮) 録音: December 1970, Studio, St. John's Smith Square, London, Uni... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉔昭和46年(1971)7月号
    昭和46年(1971)7月号表紙の新譜LPは、ビゼーの『カルメン』全曲。アンナ・モッフォ(ソプラノ)、フランコ・コレッリ(テノール)、ピエロ・カップチッリ(バリトン)、ヘレン・ドナート(ソプラノ)、アーリン・オジェー(ソプラノ)、ヨセ・ファン・ダム(バリトン)、 ロリン・マゼール指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団 [録音:1970年]独オイロディスク原盤で、日コロムビアの優秀録音を厳選した「マスター・ソニック・... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉓昭和46年(1971)3月号
    昭和46年(1971)3月号表紙の新譜はモーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集ヘンリク・シェリング - Henryk Szeryng (ヴァイオリン) ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 - New Philharmonia Orchestra アレクサンダー・ギブソン - Alexander Gibson (指揮) 録音: 1966~1970, London, United KingdomPHILIPS 6707 011 https://ml.naxos.jp/album/00028948344864ヴァイオリン協奏曲5曲に加えて、偽作とされる K. 2... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉒昭和45年(1970)12月号-その2
    前回の続き。まずは1970年来日のオペラ劇団の一つ「ローマ室内歌劇団(ピッコロ・オペラ)伴奏を務めるのは、レコード・ファンには古くから馴染みだったレナート・ファザーノ指揮、ローマ合奏団。記事の筆者が誰なのかわかりにくい表記だが、各オペラの解説を黒田恭一、総論を海老沢敏が担当しているのだと思う。この中のパイジェルロ『セビリアの理髪師』がTV放送されたのをネコパパは見た。おそらくそれがオペラ全曲を通して鑑賞... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ㉑昭和45年(1970)12月号-その1
    昭和45年(1972)12月号本号はクリップされたページ数が多いので、2回に分けてご紹介する。まず表紙の新譜LP。ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調「運命」カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。録音: April 1970, Simmringer Hof, Vienna, Austria オリジナルは独DGG 2530062で、ジャケットデザインも同じ。ベームの生涯唯一となった、ベートーヴェン交響曲全集の第1弾で、ウィーン・フィルがドイツ・グラモフォ... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ⑳昭和44年(1969)5月号
    昭和44年(1969)5月号特筆したいのは付録に『演奏家別洋楽レコード総目録』が付いていること。『レコード芸術』の有難さは、こうした資料をまとめて読者に提供してくれることにもあった。『総目録』の付録は定期的につくことになるが、メインは『作曲家別』で、「演奏家別」は出版回数が少なかった。ネコパパは一冊だけ持っていたそれを、手垢で真っ黒になるくらい読み込んだものだ。さて表紙の新譜はクラウディオ・アラウのピアノ... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ⑲昭和43年(1968)5月号
    昭和43年(1968)5月号残念ながら1967年の分は保存されていなかった。1968年5月の表紙LPはSLA1001の番号がある。イシュトヴァン・ケルテス指揮ロンドン交響楽団、ドヴォルザーク 交響曲第9番『新世界から』/序曲『オセロ』1966年12月、ロンドン、キングズウェイ・ホールでの録音。SLC規格、定価2000円で続いてきたキング・ロンドン盤が新たな規格番号を開始。価格は2300円。「ロンドン・デラックス・アルバム」と銘打たれた第1弾が... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ⑱昭和41年(1966)6月号
    昭和41年(1966)6月号表紙LPはアメリカの指揮者ユージン・オーマンディがフイラデルフイア管弦楽団音楽監督に就任して30周年になるのを記念してせて策された2枚組。豪華なブックレットも添付されていたとのこと。曲目は以下の通り。このコンビにふさわしい多彩な選曲だ。A Symphony No. 8 In F Major, Op. 93 Composed By – Ludwig van Beethoven B Prelude And Love-Death From "Tristan And Isolde" Composed By – Richard W... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ⑰昭和40年(1965)2月号
    昭和40年(1965)2月号   ネコパパの手違いで、前回の記事と順番が逆になってしまった。今回は5か月さかのぼって、1965年2月号のご紹介である。 まず表紙の新譜は、マスカーニのオペラ『カヴァレリア・ルステイカーナ』全曲。エンジェル・オペラ・シリーズVol.4とある。 <演奏者> フランコ・コレッリ - Franco Corelli (テノール) ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス - Victoria de los Angeles (ソプラノ) マ... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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