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児童文学と音楽の散歩道reloadへようこそ!
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。
  • Zoom読書会、今夜は『北極百貨店のコンシェルジュさん』
    北極百貨店の新米コンシェルジュ、秋乃さんの得意技は、笑顔と脚力。次々訪れる奇妙な動物のお客さんを前に、失敗と反省を繰り返すものの、その都度切り抜けて一人前のコンシェルジェに成長していきます。秋乃さんの満面の笑顔とバイタリティー、ちょっと変わった動物や人間(?)たちのキャラの立った描写も魅力的なファンタジー漫画の一冊です。作者の西村ツチカ、ネコパパは児童書の挿絵でよく見かけていました。シャープな描線と... 続きを読む
  • ワルター、1944年の『フィガロ』全曲。エピタグラフ盤の音質は…
    このCDは見送るつもりでいた。ワルターの「フイガロ」全曲と言えば、1937年のザルツブルク・ライヴがある(andante)。古い録音とはいえ、長時間録音が可能だった光学式セレノフォン録音機による音はなかなか良好で、歴史的録音の中では、という但し書き付きだが、ワルターの演奏を十分に楽しむことができた。一方、1944年のメトロポリタン歌劇場盤は、音質が良くないと噂されていた。宇野功芳も「録音が大変悪く演奏の形骸を知るだ... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ⑲昭和43年(1968)5月号
    昭和43年(1968)5月号残念ながら1967年の分は保存されていなかった。1968年5月の表紙LPはSLA1001の番号がある。イシュトヴァン・ケルテス指揮ロンドン交響楽団、ドヴォルザーク 交響曲第9番『新世界から』/序曲『オセロ』1966年12月、ロンドン、キングズウェイ・ホールでの録音。SLC規格、定価2000円で続いてきたキング・ロンドン盤が新たな規格番号を開始。価格は2300円。「ロンドン・デラックス・アルバム」と銘打たれた第1弾が... 続きを読む
  • ネコパパ、再び菰野ピアノ歴史館へ。
    https://piano-museum.com/2023年6月4日(日)、ネコパパのご案内で蓄音機コンサートを開催します。今年4月から9月まで、同館で開催中の『リアル・ショパン展』に連動した催しということで、館長のご依頼は「ショパン」。架蔵のSP盤に、チャランさんがお借りしたもの、ネットで見かけて入手したいくつかも合わせて、こんなプログラムを作りました。ついでがありましたら(ないでしょうが)、お立ち寄りいただけると嬉しいです。... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ⑱昭和41年(1966)6月号
    昭和41年(1966)6月号表紙LPはアメリカの指揮者ユージン・オーマンディがフイラデルフイア管弦楽団音楽監督に就任して30周年になるのを記念してせて策された2枚組。豪華なブックレットも添付されていたとのこと。曲目は以下の通り。このコンビにふさわしい多彩な選曲だ。A Symphony No. 8 In F Major, Op. 93 Composed By – Ludwig van Beethoven B Prelude And Love-Death From "Tristan And Isolde" Composed By – Richard W... 続きを読む
  • カセットテープは記憶の貯蔵庫。
    2023年5月27日(土)朝日朝刊カセットテープ(テレコ)とは懐かしい。発売されたのはもっと早かったが、漫画掲載時の1970年は、価格もこなれてきて、一般家庭にも普及が始まった頃だ。漫画に出てくる長方形のタイプは、もっとも初期のもの。電源コードのない電池式というのも、当時は新鮮だっただろう。これを起点にさまざまな形や機能のものが売り出され、ほどなくしてソニーがコンデンサーマイク内蔵の機種を発売してからは一気に広... 続きを読む
  • 子どもの本という「励まし」~ZOOMで出席します。
    日時:2023年5月27日(土曜日) 場所:共立女子大学 神田一ツ橋キャンパス2号館7階707    最寄駅 神保町駅A8出口    アクセスURL https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/access/kanda/ ハイフレックス型(対面とズーム併用) ・プログラム概要 13:00 開会 13:10 研究発表(一人持ち時間35分)司会:瀧内陽(愛知県立大学) 13:10-13:45① 井上七海(共立女子大学文芸学部)The Water-Babiesにみる「汚れ」 13:55-14:30... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ⑰昭和40年(1965)2月号
    昭和40年(1965)2月号   ネコパパの手違いで、前回の記事と順番が逆になってしまった。今回は5か月さかのぼって、1965年2月号のご紹介である。 まず表紙の新譜は、マスカーニのオペラ『カヴァレリア・ルステイカーナ』全曲。エンジェル・オペラ・シリーズVol.4とある。 <演奏者> フランコ・コレッリ - Franco Corelli (テノール) ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス - Victoria de los Angeles (ソプラノ) マ... 続きを読む
  • 大府で「日本」をテーマにしたオーケストラ曲を鑑賞。
    近頃ちょっと日本の作曲家のクラシック作品にも興味のあるネコパパ。近場でこんなコンサートが開かれたので聴いてきました。「この内容でお客の入りは大丈夫なのかな」と思いましたが、会場についてみると駐車場はほぼ満車、席も8割の入りでした。プログラムは3曲のうち2曲が日本の作曲家、あと1曲が、日本を題材とした、かの『惑星』の作曲家、ギュスターヴ・ホルストの曲です。おなじみ、外山先生の名曲以外は、ネコパパが初めて... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ⑯昭和40年(1965)7月号
    昭和40年(1965)7月号表紙LPはリヒャルト=シュトラウス、オペラ『ダフネ』全曲。ドイツ・グラモフォン盤。ペナイオス…パウル・シェフラー(バス) ゲーア…ヴェラ・リトル(メッゾ・ソプラノ) ダフネ…ヒルデ・ギューデン(ソプラノ) ロイキッポス…フリッツ・ヴンダーリッヒ(テノール) アポロ…ジェイムス・キング(テノール) 第1の羊飼い…ハンス・ブラウン(バリトン) 第2の羊飼い…クルト・エクイルツ(テノール) 第3の... 続きを読む
  • ミュンシュ/パリ管のブラームス交響曲第1番は「1分と聴いていられない」音質なのか。
    シャルル・ミュンシュは晩年、フランス政府の肝いりで創設されたパリ管弦楽団の初代音楽監督に就任した。1967年のことである。しかし彼は、翌68年、アメリカ・ツアーの最中に急逝する。EMIに遺されたミュンシュ/パリ管の録音は、LP4枚。そんないきさつもあるためか、この4枚はミュンシュの数多い録音の中で最も重要なものとして、特に日本では、認知された。ネコパパはこのなかの「幻想交響曲」を、初めて買ったこの曲のレコード... 続きを読む
  • 『レコード芸術』アーカイヴズ⑮昭和39年(1964)10月号
    昭和39年(1964)10月号表紙のLPは、The Julian Bream Consort – An Evening Of Elizabethan Music「エリザベス朝音楽の夕べ」演奏しているジュリアン・ブリーム・コンソートは4人編成で、メンバーは以下の通り。Flute – David Sandeman Lute – Desmond Dupré, Julian Bream Viol – Joy Hall Violin – Olive Zorian収録曲目A1 Mounsiers Almaine – William Byrd 2:12A2 Pavin – William Byrd 2:50A3 My Lord Of Oxenfords Ma... 続きを読む
  • 音楽を楽しむ会・オペラの世界④ヴェルディ
    豊明市立図書館自主企画 2023年第5回 5月13日(土)午前10時~12時 (毎月第2土曜日開催) 今月のテーマ オペラの世界④ヴェルディ < ヴェルディ・オペラ名曲集 >■ヴェルディ(1813~1901) ヴェルディの時代は、これまでのイタリア・オペラの時代とは全く違っていました。音楽が劇場だけのものではなく、政治状況に大きく影響されるものとなっていたのです。ヴェルディの生まれた時、イタリアは分裂していて、彼の生まれ... 続きを読む
  • Mobile Fidelity 訴訟、またはオリジナル・マスターサウンドの妄想。
    こんな記事が目に留まった。https://amass.jp/166671/Mobile Fidelity Sound Lab 「オール・アナログ」レコードにデジタル技術を使用したことをめぐる集団訴訟 裁判所が和解案を承認2023/05/12 15:19掲載2022年、リイシュー・レーベルのモービル・フィデリティ・サウンド・ラボ(Mobile Fidelity Sound Lab/MoFi)が「オール・アナログ」と謳うレコードの一部にデジタル技術を使用していたことが明るみに出て、米国では同社を相... 続きを読む
  • 新編集か検閲か-『チョコレート工場』俎上に。
    ヤフー・ニュースより引用。https://news.yahoo.co.jp/articles/4f9ea127624ef12149fbdfba7e2339c403d79d8b『チョコレート工場の秘密』ロアルド・ダール作品の新編集版に検閲と批判の声 2023.2/21(火) 10:45配信より引用Forbes JAPAN Getty Images 『Charlie and the Chocolate Factory(チョコレート工場の秘密)』『The Witches(魔女がいっぱい)』など、作家のロアルド・ダールの人気作品が、より包括的な表現に変更された... 続きを読む

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子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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